ゆるい時間を持つ

皆さんは、ボーッとして過ごした経験やダラダラして過ごした経験ありませんか?

一見時間の無駄のように思えますが、こうした「何もしない時間」というのは、アドレナリンをオフにするために重要なのです。

アドレナリンの効果は

・身体機能や筋力などを一時的にアップさせる「身体に対する効果」

・集中力や判断力を高める「脳に対する効果」

があります。

俗にいう「火事場の馬鹿力」と言われるもので、この馬鹿力の原動力こそがアドレナリンです。

アドレナリンは、ストレスホルモンの一種で、ストレスに反応して速やかに分泌されます。(正確には他のホルモンも分泌される)

アドレナリンは日中高く、夜間は低く分泌されます。

夜遅くまでの残業や気が休まることもない緊張状態は、ストレスホルモンを引き寄せる原因となります。

アドレナリンを分泌し続けていると、心臓疾患、脳卒中、糖尿病、癌などの身体の病気だけでなく、うつ病などの心の病気の原因になる可能性があります。

そのため、ゆるい時間を持つことが重要となります。こうした時間に、気に入った音楽を流したり、アロマで香りを楽しんだりするのも、リラックスには有効です。

しかし、テレビは神経を興奮させるのでよくありません。人間の情報処理の90%は視覚情報であり、脳はかなりエネルギーを費やしています。

テレビをつけずに、ゆったりとした自分の時間を持つことが大切なのですね。

皆さんは、ゆるい時間を過ごしていますか。

TAMAKO

参考・引用文献:脳を最適化すれば能力は2倍になる 仕事の精度と速度を脳科学的にあげる方法  樺沢 紫苑